2020年7月14日火曜日

第13回 ファミリーコンサート

こんにちは、金蘭千里です。

7月11日(土)午後、第13回ファミリーコンサートが行われました。
佐藤記念講堂の設備修理期間があったため、3年ぶりの開催となりました。

また、本来、ファミリーコンサートは「生徒たちとその保護者が、同じ空間で、クラシック音楽を鑑賞する時間を共有すること」を目的としていますが、今年度は、感染症対策として、保護者の方の鑑賞をご遠慮いただき、中学生が第一部鑑賞、その後入れ替えで、高校生が第二部鑑賞となりました。

今回は、大阪フィルハーモニー交響楽団の方々に来ていただき、角田鋼亮さんの指揮によって、すばらしい演奏を聴かせていただきました。

第一部(中学生の鑑賞)は、本校の校歌「母校讃歌」作曲者である栢本先生のご挨拶から始まりました。「普段20分テストなどの勉強で忙しいと思いますが、今日は頭のネジを少し緩めて、遊びの中に音楽という油を注いで、明日からの活力にしてほしい。また、お家に帰ったら、今日聴いた音楽についてご家族に伝えて共有してほしい」とお話されました。

「母校讃歌」から演奏スタートです。

前3列を空席とし、生徒は座席を1つ空けて座っています

「母校讃歌」の演奏後、栢本先生が角田さんに2つ質問されました。
栢本先生「指揮をされていて快感を感じるときはどんなときですか?」
角田さん
「音楽は人と人とをつなぐものだと思います。作曲家、オーケストラ
 メンバー、お客様と一体となれた気がしたときに感じます。」
栢本先生「中高時代の音楽の時間はいかがでしたか?」
角田さん
「生徒同士で、自発的に歌を歌ったり、楽器を弾いたりして、アンサンブルを楽しんでいました。」


その後、ヴェルディの歌劇「ナブッコ」序曲、歌劇「椿姫」第一幕への前奏曲、歌劇「運命の力」序曲を演奏していただきました。演奏される前に、角田さんが各曲の紹介と聴くときのポイントを分かりやすく伝えてくださり、勉強になりました。



アンコールは、ヨハン・シュトラウス1世の「ラデツキー行進曲」です。観客も手拍子で参加します。オーケストラと観客が一つになって、とても楽しく、素敵な時間でした。

中学生にとって、今回が初めてのファミリーコンサートでしたが、オーケストラのすばらしい生演奏を聴いて、クラシック音楽の魅力を肌で感じた貴重な時間になったことと思います。

第二部(高校生の鑑賞)では、「母校讃歌」演奏後、指揮の角田さんから、「4か月間演奏会がありませんでした。昨日、136日ぶりに指揮台に立ち、改めてオーケストラの魅力を感じた喜びがありました。」というお話をうかがい、音楽に対する熱い思いを感じました。

その後、ベートーヴェンの交響曲第7番 イ長調作品92 を演奏していただき、アンコールは「ラデツキー行進曲」で終了となりました。

すばらしい演奏に大変感動し、心を豊かにすることができました。
指揮の角田鋼亮さん、大阪フィルハーモニー交響楽団のみなさん、本当にありがとうございました。