こんにちは、金蘭千里です。
高校1年生を対象として、
KDDI主演のスマホ・ケータイ安全教室が開かれました。
中高生に起こりやすいトラブル事例を踏まえ、
被害者にも加害者にもならないためのポイントや
その対処法を、わかりやすくお話しいただきました。
まず最初のお話。
インターネットの情報は、世界中の人にすぐに伝わり、
誰でも見られ、そして一度投稿した情報は消せないものです。
(削除しても、表面上は消えているように見えるだけです)
投稿により、個人情報が拡散、アカウントが炎上したり、
トラブルが拡大する恐れがあります。
またインターネットでは、
面と向かって言えない言葉がエスカレートし、
誹謗中傷という言葉の暴力にもつながってしまいます。
自分がされて嫌なことはしないこと、
文字だけでは本当の気持ちは伝わらないこと、
相手の気持ちを想像することが必要だと教わりました。
思いやりを忘れずにいたいですね。
続いてのお話。
勉強・部活・友人関係…何をやってもうまく行かないと感じた男子生徒。
彼は現実からの逃げ場を、ソーシャルゲームに求めました。
その結果、課金がやめられなくなって、ゲーム依存に。
成績は下がる一方、課金の額は増え続けていきました…
そもそも、ゲームやSNSはやり続けたくなる仕組みで作られています。
「依存を防ぐポイント」として、
自分で自分を適切にコントロールしていくこと、
ネットに支配されない意識を持つこと、
家庭でのルールを作る、ルールを守ることを教わりました。
最後は、もっと怖いお話。
ある日、「もうイヤ。毎日つらい」とネットに書き込んだ女子生徒。
彼女は学校や友人の不満をネットに書き込むようになります。
その不満に、優しく答えてくれるネットの友人が現れました。
友人はいろんな相談に乗ってくれたので、
女子生徒は、友人に学校の話をするようになります。
しかしある日、友人は豹変します。
「裸の写真を送れ。送らなければ学校の情報は
お前が拡散したと言いふらす」と脅されてしまいました…
ネットで知り合う人は、どんな人かわかりません。
そして、どんな人にもなりすますことができます。
友達・家族のこと、学校の悩み…
相手に話した秘密や個人情報が、あなたを脅迫する材料になります。
知らない人とのやりとりは慎重にしなければなりませんね。
また、こうしたトラブルを防ぐには
投稿した後どうなるかを予想してみることが大切です。
安易に投稿しない、その場のノリに身を任せないこと。
「ネットは匿名であっても、必ず身元がわかる」
ということを肝に銘じて、これからも適切に利用していきたいですね。
そして、もしもトラブルにあったら、
1人で悩まずに、必ず周りの大人に相談しましょう。
便利なスマホ・ケータイを、
これからも上手に使いこなしてほしいと思います。
本日もブログにお越しいただき、ありがとうございました。