2022年2月24日木曜日

中学一年生 講演会

 こんにちは、金蘭千里中学校・高等学校です。


2月18日(金)に中学1年生の道徳の授業の一環として、講演会が行われました。

10~30代の9割が利用しているといわれる、便利なLINE。

実際、本校生徒も大多数が利用しており、それだけにLINE上でのトラブルも発生しています。そこで、今回はLINEみらい財団よりLINEオフィシャルインストラクターの柴田さんにオンラインで講演会を行っていただきました。





≪「楽しいコミュニケーション」を考えよう!≫というテーマで、ネット上のコミュニケーションについてお話をしていただきました。


まず初めに、あなたにとって「夜遅い時間」とは?という質問がありました。

21時や22時に手を挙げる生徒が多かったですが、19時だと思っている生徒もいれば、深夜3時だと思っている生徒もおり、全員が同じ考えを持っているのではないのだということがわかりました。




次は、

「まじめだね」「おとなしいね」「一生懸命だね」「個性的だね」「マイペースだね」のうち、あなたがクラスの友達から言われて嫌だと感じる言葉はどれですか?という質問でした。

手元のカードを上げて答えます。




「マイペースだね」のカードを上げている生徒が多いようですが、全種類のカードが上がっています。

このことからどんなことに気づいたか、手元のワークシートに自分の解答を書き込みます。





ある生徒のワークシートには、

「嫌な言葉」は人によって違うことがわかりました。相手の嫌な言葉が自分の嫌な言葉と同じとは限らないので、発言には十分気をつけないといけないなと思いました。

と書かれていました。



他には、

友達から「おもしろいね」という言葉がスタンプとともに送られてきました。友達は、「すっごくおもしろかった気持ち」「ちょっとだけおもしろかった気持ち」「バカにした気持ち」のうち、どんな気持ちで送ったのでしょうか?という質問もありました。

今回も、手元のカードを上げて答えます。




「おもしろいね」という言葉は変わらず、スタンプだけが変わると…


同じ言葉でも、一緒に送るスタンプによって感じ方が変わるということや、

同じスタンプであっても、人によって感じ方が違うという場合もあることがわかりました。


ネット上では相手の表情や雰囲気がわからないため、誤解が生まれやすく、トラブルに発展しやすいということを、今回の講演会で身をもって感じることができました。


「わたしが送ろうとしているこの言葉やこのスタンプ、相手を傷つけてしまわないかな?」と考え直すいい機会になったかと思います。


本日も、ブログにお越しいただきありがとうございました。


2022年2月14日月曜日

高1スマホ・ケータイ安全教室

こんにちは、金蘭千里です。


高校1年生を対象として、

KDDI主演のスマホ・ケータイ安全教室が開かれました。


中高生に起こりやすいトラブル事例を踏まえ、

被害者にも加害者にもならないためのポイントや

その対処法を、わかりやすくお話しいただきました。

まず最初のお話。

インターネットの情報は、世界中の人にすぐに伝わり、

誰でも見られ、そして一度投稿した情報は消せないものです。

(削除しても、表面上は消えているように見えるだけです)


投稿により、個人情報が拡散、アカウントが炎上したり、

トラブルが拡大する恐れがあります。


またインターネットでは、

面と向かって言えない言葉がエスカレートし、

誹謗中傷という言葉の暴力にもつながってしまいます。

自分がされて嫌なことはしないこと、

文字だけでは本当の気持ちは伝わらないこと、

相手の気持ちを想像することが必要だと教わりました。

思いやりを忘れずにいたいですね。

続いてのお話。

勉強・部活・友人関係…何をやってもうまく行かないと感じた男子生徒。

彼は現実からの逃げ場を、ソーシャルゲームに求めました。

その結果、課金がやめられなくなって、ゲーム依存に。


成績は下がる一方、課金の額は増え続けていきました…


そもそも、ゲームやSNSはやり続けたくなる仕組みで作られています。

「依存を防ぐポイント」として、

自分で自分を適切にコントロールしていくこと、

ネットに支配されない意識を持つこと、

家庭でのルールを作る、ルールを守ることを教わりました。


最後は、もっと怖いお話。

ある日、「もうイヤ。毎日つらい」とネットに書き込んだ女子生徒。

彼女は学校や友人の不満をネットに書き込むようになります。


その不満に、優しく答えてくれるネットの友人が現れました。

友人はいろんな相談に乗ってくれたので、

女子生徒は、友人に学校の話をするようになります。


しかしある日、友人は豹変します。

「裸の写真を送れ。送らなければ学校の情報は

お前が拡散したと言いふらす」と脅されてしまいました…


ネットで知り合う人は、どんな人かわかりません。

そして、どんな人にもなりすますことができます。

友達・家族のこと、学校の悩み…

相手に話した秘密や個人情報が、あなたを脅迫する材料になります。

知らない人とのやりとりは慎重にしなければなりませんね。


また、こうしたトラブルを防ぐには

投稿した後どうなるかを予想してみることが大切です。

安易に投稿しない、その場のノリに身を任せないこと。

「ネットは匿名であっても、必ず身元がわかる」

ということを肝に銘じて、これからも適切に利用していきたいですね。


そして、もしもトラブルにあったら、

1人で悩まずに、必ず周りの大人に相談しましょう。

便利なスマホ・ケータイを、

これからも上手に使いこなしてほしいと思います。


本日もブログにお越しいただき、ありがとうございました。

2022年2月1日火曜日

中1 道徳講演会

 こんにちは、金蘭千里です。

 

128()、中学一年生の道徳授業の一環として 講演会をおこないました。

講師としてお招きしましたのは、本校7期生の山本光平さんです。

 

山本さんは、大阪府吹田市で美容院グループ

(株)テルミーソリューションズ を経営されている方で、

ご本人いわく「パーマ屋のおっちゃん」だそうです。


大学を卒業後、「ヤマハ発動機」に入社され

既存の手法に縛られず、情報共有を主体とした独自の販売方法を確立。

全国最優秀営業マンとして表彰された経歴の持ち主です。

 

また、家業である「美容院」を継がれたあとも、

髪の毛を分析することで糖尿病の指標となる物質を測定できる技術を発見。

現在は大学と共同で研究を深め、実業化に向けた取り組みをされています。

 


山本さんが講演のなかで大切にされていたのは

Serenndipity(セレンデピティ)」という言葉です。


Serenndipity(セレンデピティ)」とは、

「偶然の産物」「偶然に思いがけない幸運な発見をする力」を意味し、

18世紀の英国人作家 ホレス・ウォルポール が、スリランカの童話

『セレンディップの3人の王子たち』をもとにした造語とされています。


かの有名な科学者であるアイザック・ニュートンも、

リンゴの木からリンゴが落ちる様子を見て

「万有引力の法則」を思いついた、という話は有名ですね。



「既存の枠にとらわれない豊かな発想力をはぐくむこと」

その大切さを学ぶことのできる貴重な講演会でした。

 


本日もブログにお越しいただき、ありがとうございました。