2023年6月9日金曜日

中学3年生 自然研修〈3日目・最終日〉

 こんにちは。金蘭千里中学校・高等学校です。


5月31日(水)から6月3日(土)の4日間で行われた中学3年生の自然研修(信州)の3日目と最終日についてお伝えいたします。


3日目の予定は、標高差も気温差も大きい立山黒部アルペンルートでのツアーです。

ホテルからマイカー乗入れ禁止にもなっている立山有料道路をバスで走り、標高2,450mにもなる室堂に到着。


この時期でも最大約15m積もっており、そこでは雪の大谷が続く500mの区間を歩いて体験できる、「雪の大谷ウォーク」をする予定でしたが、この日は2日目までとは打って変わっての大雨…。台風と梅雨前線による全国的な大雨で、富山でも大雨警報が出るぐらいだったので、「雪の大谷ウォーク」は中止となりました。

生徒は残念がっていたものの、室堂ターミナルの屋上展望台へは出ることができて、大阪ではなかなか見られない一面の雪景色に生徒たちは大雨関係なく、雪を楽しんでいました。


昼食の後は3つの乗り物を乗り継いで、黒部ダムへ向かいます。


まず、普通のバスとは違って、ガソリンではなく電気を動力として走るトロリーバスに乗って標高2,316mの大観峰に行きます。


次にロープウェイに乗ります。ロープウェイに初めて乗る生徒たちもいて、思った以上のスピードに驚いている様子でした。



ロープウェイで黒部平に行き、最後はトンネル内を進むケーブルカーに乗って黒部湖へ。


ケーブルカーを降りて少しトンネルを抜けると、大きな黒部湖が待ち構えていました。



黒部ダム建設の歴史について、事前に学校やバスの中で映像を見て学習していたこともあり、生徒たちは大雨関係なく、感銘を受けていました。


多くの生徒がダムの堰堤から約280段の階段を上がって展望台を目指しました。

生徒たちは、「しんどい」と言いながらも元気よく階段を上っていました。そして、頂上に辿り着いた時には、達成感にあふれた表情で黒部湖を眺めていました。大雨だけが恨めしい…。




散策の後は往路と同じように乗り物を乗り継いで室堂ターミナルへ戻り、バスでホテルへ。しかし、ここでも朝から降り続いている大雨の影響で、一部危険な道路があるということで、急遽標高977mの美女平駅にて降車し、ケーブルカーに乗ることになりました。

ケーブルカーで立山駅まで移動し、そこからまたバスでホテルへ戻りました。


天候も非常に悪く、気温の低い高地での長時間の活動でしたが、大きく体調を崩す生徒も出ず、お風呂で温まって、夕食を食べた後は待ちに待った生徒有志によるレクリエーション大会です!


腕相撲対決,口笛&フリップ芸,ダンス&歌,演劇,モノマネ,漫才といった盛りだくさんの内容で、中にはクラブで出し物をしてくれたところもありました! この自然研修の中で一番盛り上がった時間帯でした(以下の写真はレクリエーションの一部の様子です)。

〈口笛&フリップ芸〉



〈演劇〉


〈モノマネ〉


〈漫才〉


〈腕相撲対決〉


〈ダンス&歌〉




こうして興奮が冷めやらぬ中、明日の出発の準備をし、就寝となりました。



最終日はバスで富山駅へ向かい、北陸新幹線「はくたか」で金沢へ行き、サンダーバードに乗り換えて大阪へと帰って来ました。

楽しい自然研修も最後を迎え、生徒たちは名残惜しそうにしていましたが、それでも見慣れた大阪の街並みを見ると安心した様子でした。

新大阪駅に到着後は、改札を出たところで流れ解散となり、長かったようで短く感じた4日間の自然研修は終了しました。


2日目は落石,3日目は大雨・暴風の影響で、予定通りにいかないこともありましたが、4日間の自然研修を経て、生徒たちは自然の美しさ,偉大さに触れることができました。

今回の貴重な経験を通じて、生徒たちは今まで以上に自然や環境保全の知識と方法に目を向けることができたのではないでしょうか。

また、集団行動を通して、人間関係の構築,コミュニケーションの促進といったことをも図ることができ、より学年としての一体感を高めることができたように思います。


この貴重な経験を活かし、残りの中学校生活を過ごしてほしいと思います。


本日もブログにお越しいただき ありがとうございました。