2022年5月14日土曜日

中3校外学習を実施しました。

こんにちは、金蘭千里中学校・高等学校です。


5月13日(金)に、中学3年生の校外学習として、

京都の南座で歌舞伎を鑑賞しました。


今回の校外学習では、学年として初めての現地集合となり、

電車を使って南座の最寄り駅である

阪急京都線の京都河原町駅、もしくは、京阪電車の祇園四条駅に

生徒たちだけで辿り着くところからスタートしました。


普段電車をほとんど使わない生徒など、

自分たちだけで電車を使って京都まで行くのが初めてだ

という生徒が多いなか、

みんなが事前の説明会での注意事項をよく聞き、

現地までの行き方や、電車の時間などをきちんと下調べして、

無事 開園時刻までに全員が揃いました。


 

今回鑑賞した「歌舞伎鑑賞講座」は、

狂言師 茂山逸平さんによる歌舞伎の解説「歌舞伎のいろは」から

始まりました。

室町時代発祥の狂言と、江戸時代発祥の歌舞伎との比較を中心に

歌舞伎特有の女形や、舞台のつくり、歌舞伎独特の演出について

おもしろく、わかりやすく解説していただきました。

生徒たちも楽しそうに笑いながら、解説を聞いていました。


そして20分の休憩の後、実際の歌舞伎の演目を鑑賞しました。

今回鑑賞したのは、『義経千本桜』から「吉野山」の演目です。

歌舞伎独特の演出である「見得」の他に「花道」や、

「スッポン」というセリから人間ではないものが登場する場面など

前半の「歌舞伎のいろは」で学んだことを活かしながら鑑賞することが

できました。


中学3年生の生徒たちは、昨年度、狂言を鑑賞しましたが、

演者たちの台詞によって話が進む狂言と異なり、

浄瑠璃と演者の舞によってストーリーが進んでいく歌舞伎は

生徒たちの目にとても新鮮に映ったことでしょう。


浄瑠璃の独特の節回しや、江戸時代の言葉が難しかったという感想が

生徒たちから多く挙がりましたが、

演者の方々の動きや小道具を通してストーリーを理解し、

歌舞伎を楽しむことができたようです。


今回の経験を通じて、歌舞伎をはじめとした日本の伝統芸能に

興味を持ち、日本文化に親しんでいってほしいと思います。


本日もブログにお越しいただき ありがとうございました。