2025年12月10日水曜日

いのちと性について考える

 12月9日の午後、中学校1年生がかりゆし助産院の小松美加先生にご講演をいただきました。


お話の内容は、ヒトの誕生の仕組みから、思春期の性にまつわる悩みについてなど、多岐にわたりました。男子が女子の「あるある」を、女子が男子の「あるある」をお互いに知れたのも、貴重な経験になったのではないかと思います。共学校のよいところですね。


途中、実際のお産のようすを映像で見せていただくなど、かなり内容的に踏み込むところもありましたが、本校生は静かに聴くことができていました。小松先生によれば、お話の内容によっては年頃の聴衆のみなさんは照れて笑ったり、騒がしくなったりすることも珍しくないとのことでしたが、毎年金蘭千里の生徒はおしなべて反応が落ちついているそうです。

職員もそうした生徒たちの理知的な姿勢を信じて、今年もお話の内容については「いっさいNGなし!」で小松先生にお願いしていたということでした。実際、専門家でないとかなり伝えることが難しそうなデリケートなことをとてもお上手にお話しくださっており、ご講演をお願いして良かったと強く感じました。

心身ともに変化の大きな6年をできるだけ穏やかに過ごしてもらえるよう、学校としても工夫を重ねてゆきたいと思います。生徒諸君には、自分自身のことも慈しみつつ成長していってくれることを願うばかりです。