2025年8月29日金曜日

9月13日(土)学校説明会

こんにちは。金蘭千里中学校・高等学校です。

本日は学校説明会についてのお知らせをいたします。

9/13()14時から、本校の第2回学校説明会が行われます。

https://seed.software/public/kinransenri_jr/89ff629447
予約制となっていますので、お申し込みは、上記URLよりお願いいたします。
説明会の詳細はこちら(本校での説明会|イベント|金蘭千里中学校入試情報サイト)です。


さて、この学校説明会ですが、「体験タイム」というイベントがあります。

説明会の途中で、お子さまだけ移動していただき、あとに記します部活動の

体験をしていただけます!

受験予定のお子さまのご兄弟などの、小さなお子さまもご参加いただけます。

兄弟姉妹で同じものを選択しても、異なるものを選択しても構いません。

学校説明会自体は14時開始ですが、この「体験タイム」の受付は、

当日の13時15分からの開始となります。

人気の部活は早めに売り切れてしまいますので、「絶対にこの体験がしたい!」

というものがございましたら、ぜひ、早めにご来校ください。

早く来すぎても待ち時間が暇だなと思うかもしれませんが、大丈夫です!

本校の吹奏楽部が、13時30分より、歓迎のミニコンサートとして演奏を

披露いたします。ぜひ聴きに来てください♪

また、今回の説明会は冷房設備のある体育館で行いますが、

残暑も厳しい時期に多くの方に集まっていただくこととなり、

館内が暑い状態になってしまうかもしれません。

水分をお忘れなく、またできる限り涼しい格好でお越しください。

みなさまの学校説明会へのご参加、心よりお待ちしております!


○9/13() 第2回学校説明会 体験タイムメニュー

テニス部:テニスを楽しもう! 定員16

合唱部:ハーモニーを楽しもう♪ 定員18

科学部:磁気スライム 定員30

科学部:つかめる水 定員30

百人一首部:かるたで Have a nice day! 定員20

将棋部:将棋やりませんか? 定員12

サッカー部:サッカーを楽しむ! 定員24

PC部:オリジナル下敷きを作ろう! 定員10

吹奏楽部:あなたの推し楽器、見つけてみませんか? 定員25

女子ダンス部:アイドルになろう! 定員40

運動系の体験をご希望の方は、動きやすい服装、靴でお越しください。

当日の悪天候などによる急な変更になる可能性がございますこと、

 ご了承ください。

3回学校説明会の体験タイムは、内容を変更する可能性があります。

 

本日もブログにお越しいただき、ありがとうございました。

2025年8月26日火曜日

未来医療の最先端に触れる

 夏休み終盤戦、8/19に最先端の医療産業化拠点「中之島クロス」さまの見学に行きました。中2~高2の希望者しめて12名でご訪問。産業化拠点といっても、研究機関や研究環境を整える企業、病院やクリニックなどが多数入っている施設で、新しいテクノロジーを実現するのに必要なさまざまな組織が緊密に協力できるようになっている点が大きな特徴です。現在万博のパビリオンでミャクミャクと鼓動を続けている心筋シートもこの施設の理事長である澤芳樹先生が監修されたものです。

このたび中之島クロスさまのご厚意で本校にお声かけいただき、一日がかりのロングツアーを実施していただけました。医療を志す生徒の多い本校ですが、お医者様だけで成り立つ領域ではなく、様々な角度からの尽力があってこその営為であることを身を以て感じてもらえる体験となりました。


最初にオープンスペースで施設のご紹介。未来医療の産業化拠点としてどのような特徴をもっているか、丁寧にご説明いただきました。


最初に京都大学iPS細胞研究財団さまの見学。iPS細胞のような新技術が発見されても、それを作り出す手段が効率化されなければ、現実的な費用での治療として世の中での実用は叶いません。現在、中之島では、iPS細胞の自動製造の研究が行われていて、患者さん本人の細胞から安価に短期間で製造する「my iPSプロジェクト」がスタートしています。




続いて日立プラントサービスさまの見学です。無菌室やVRでの作業訓練装置など、研究を安全で効率的に進めるための施設を作る大切な役割を果たされています。フィクションで見かけたような近未来技術がすでに実際に用いられている! というところに参加生徒も大いに驚いたようすでした。


つづいて、医薬品医療機器総合機構(PMDA)関西支部さまをご訪問。新しいお薬や医療機器が製品になるための審査・承認をしたり、安全性のチェックをしたり、薬の副作用などで被害があったときの救済などを行ったりしている、厚生労働省の監督下にある機関です。新しい技術には安全性の問題が必ずついて回りますが、チェックする機関も同じ施設に入っているならば、とても安心ですね。


昼食休憩中には、ホンダUNI-ONEの試乗も。腰掛けたまま体重移動でコントロールできます。少しだけコツが要りますが、いろいろな障壁を取り除けそうな便利な乗物です。



午後は、アズワン株式会社さまとフォーシー社さまにご協力いただいての見学&実習となりました。アズワンさまは研究の環境を整える各種機器を提供する商社、フォーシー社さまはなんと培養肉の研究を通じて世界の食糧問題解消を目指すスタートアップ企業です。細胞の培養からの課題解決というわけで、中之島クロスさまに関わるのは医療関係の企業だけではないのですね。
実習は、ピペッターを用いた模擬培養液の作成でした。学術研究を目指すとなると、みんなもっぱら学科の勉強のことを想像するのですが、実際の研究活動では手技もとても重要になります。こうした体験を通ると、話に聞くばかりだった研究活動の実態が感覚的に理解されます。

実習後は、京都大学iPS細胞研究財団とフォーシー社の方と質疑応答の時間となりました。大学院に進学する意義や生物を用いた研究活動の実態など、かなり突っ込んだことを聞く質問が続き、生徒たちにとっては将来の可能性をイメージするのに素晴らしい刺激をいただけました。

一日をかけて、一つの学究領域にさまざまな側面があることを実感できました。この日は医療に関わるさまざまな営みを見学させていただけましたが、他の領域でも同様の広さがあるだろうことを想像してもらえればと思いました。

改めまして、貴重な機会をいただきまして、ご関係の皆様にこの場を借りてお礼申し上げます。ありがとうございました。