こんにちは、金蘭千里です。
金蘭千里では、校外学習として日本の文化に触れるという取り組みをしています。今年度中学3年生はその一環として、9月13日(金)、京都南座に新作歌舞伎「あらしのよるに」を見に行きました。絵本を元に作られた歌舞伎ですが、古典歌舞伎の演出や技法を巧みに用いた舞台で、歌舞伎入門には最高の舞台でした。
午前10時から10時半までの間に現地集合。若干の遅刻者はいました(京都は遠いですね…)が、11時の開演には全員揃いました。序幕を見て、30分の昼休憩。生徒たちはおにぎりやサンドイッチなどの軽い昼食をとりました。つづいて、2幕、3幕を鑑賞し、2時10分に終演となりました。
演者の動きに合わせて木の板をツケ木で打つ効果音や、「よろずや」「なりこまや」などのかけ声、派手な立ち回りや見得を切る仕草、頭領の暗殺・敵討ちや秘薬作り、主人公「がぶ」(狼)と「めい」(山羊)との友情のような恋愛のような関係など、歌舞伎独特の雰囲気や演者の魅力に加えて、内容・演出のおもしろさも相まって、あっという間の3時間で、生徒たちも夢中になって見ていました。後日の感想でも「おもしろかった」「歌舞伎が好きになった」「また見に行きたい」などの感想が多数を占めていました。
外へ出ると仲秋にもかかわらず、京都は夏そのもの。空には大きな入道雲。蜃気楼が立ちそうな街中を生徒たちは三々五々帰宅の途へと着きました。