2024年3月11日月曜日

中学3年生 校外学習

 こんにちは。金蘭千里中学校・高等学校です。


3月2日(土),7日(木)に中学3年生の校外学習が実施されました。


2日(土)は「国立民族学博物館」に行きました。

民族学博物館における展示は、地域展示と通文化展示からなっています。

地域展示では、世界をオセアニア,アメリカ,ヨーロッパ,アフリカ、それに日本を含むアジア各地域に分けられ、日本の文化を世界各地の文化との関連の中で理解できるようにされています。

一方、通文化展示では、特定の地域単位でなく、特定のジャンルを取り上げて広く世界の民族文化を通覧する展示で、現在は音楽と言語についての展示が常設されていました。


多くの生徒が「楽しかった!」「こんなものがあった!」と喜んだ表情で戻って来ました。

世界が一体化しつつあるこのご時世、世界のさまざまな地域で人々がどのように暮らしてきたのかを知ることはとても大切なことだと思います。

これを機に、世界への関心や理解を深めてほしいです。


7日(木)は「大阪市立住まいのミュージアム 大阪くらしの今昔館」と「大阪中之島美術館」に行きました。


朝、本校の視聴覚室に集合し、担当教員からの事前学習がありました。


その後はクラスの半分ずつに分かれ、それぞれバスで移動し、見学しました。


大阪くらしの今昔館は大阪の「住まい」を中心に、「暮らし」から「まちづくり」までをテーマにした歴史ミュージアムです。

10階展望フロアでは江戸時代の町並みを一望できました。



9階は1830年代(天保年間)の大坂の町並みが実物大で再現されていました。

軒を並べる大・小の町家,ひときわ高い火の見櫓(やぐら)。風呂屋や裏長屋と路地といった200年前の町並みを自由に散策することができました。


8階では近代の大阪の街の変遷がジオラマと映像で紹介されていました。


生徒たちはみんなまるで江戸時代へタイムトラベルしたように感じたことでしょう。細部まで作りこまれた町屋,音や風景など、江戸時代の町を五感で体験することができました。


大阪中之島美術館では、ちょうど「モネ 連作の情景」というテーマで印象派を代表する画家のひとりであるクロード・モネ(1840-1926)の作品が展示されていました。


モネの代名詞として日本でも広く親しまれている〈積みわら〉〈睡蓮〉などをモティーフとした「連作」に焦点を当てながら、時間や光とのたゆまぬ対話を続けた画家の生涯をたどることができます。また、サロン(官展)を離れ、印象派の旗手として活動を始めるきっかけとなった、日本初公開となる人物画の大作《昼食》を中心に、「印象派以前」の作品も紹介されており、モネの革新的な表現手法の一つである「連作」に至る過程を追うことができ、生徒たちは壮大なモネ芸術の世界を堪能することができたと思います。


3月13日(水)に卒業式を迎える中学3年生にとって、今回が中学生最後の行事となりました。

たくさんの学びや気づきとともに中学生活の楽しい思い出の一つとして記憶に刻まれたことと思います。

中学生としての残りわずかな時間を悔いのないように過ごし、中学生活で学んだことや思い出を胸に4月からは高校生としてさらに勉学にも行事にも励んでほしいです。



本日もブログにお越しいただきありがとうございました。