こんにちは、金蘭千里です。
本日は、先週9月3日に行われました中学1年生のマナー講習についてお伝えいたします。
本校卒業生で小笠原流礼法の師範である幸田優子先生をお招きしました。 幸田先生には、毎年4月に行われる新中1入学研修に来ていただいていますが、今年度はコロナの影響で研修が中止となっていたため、この日行われることになりました。
幸田先生から、①礼法 ②第1印象 ③お辞儀についてお話していただきました。
①礼法とは
「畳の縁を踏んではいけないと言われるのは、縁が高くなっていて段差でつまづきやすいので、気をつけて歩きましょうというところから」と例に出され、礼儀作法は、決まりや規則ではなく、皆にとって役立つものであり、相手を思う気持ちがあって初めて成り立つものである、とお話されました。
②第1印象を決定づけるもの 身だしなみ・姿勢・言葉遣い
制服や制靴の状態を友達とチェックしあって(特に自分で気づきにくい横側・後ろ側)、身だしなみを整え、明るい表情(目つきと口角)と良い姿勢で、言葉を大切に美しい言葉で話すように心がけてほしいとアドバイスをいただきました。
③お辞儀
- 語先後礼(言葉を発してから礼をする)
- 礼三息(息を吸って頭を下げる→頭をとめたときに息を吐く→息を吸いながら頭を戻す)
- 残心(お辞儀のあとしばらく気持ちを残す)
お話の最後に、「時宜によるべし」という言葉を教えてくださいました。会食の場で、ゲストがフィンガーボウルの水を知らずに飲んでしまった際、自分も同じように水を飲んだド・ゴール元フランス大統領のお話をされ、「相手を思って、その場に応じて自分で判断して行動してほしい」と締めくくられました。幸田先生が、お手本を見せていただきながら丁寧に説明してくださって、大変有意義な講習となりました。生徒たちには講習で学んだことを日常生活に生かしていってほしいと思います。
本日もブログにお越しいただき、ありがとうございました。