2018年11月24日土曜日

中3 校外学習

こんにちは、金蘭千里です。

11月22日(木)に、本校中学3年生が大型放射光施設 SPring-8へ見学に行ってきました。
事前にSPring-8に関するビデオを見て質問を考え、その質問に回答して
いただいたものを読んだうえで、施設にうかがいました。

SPring-8は、本校からバスで2時間ほどの兵庫県の播磨科学公園都市にあります。到着後、放射光普及棟にある会議室で、SACLAに関するビデオを見たあと、こちらに勤められて2年目の研究者の方のお話をうかがいました。


まず、研究者という職業についてのお話があり、研究者とは「未知なるものを解明すること」と「論文や学会で発表をすること」を交互に行う職業であり、大学4年、大学院修士課程2年、博士課程3年を経て就職される方が多いとのことです。結果を出さないといけないプレッシャーはあるものの、興味のあることを仕事にでき、世界を相手に活躍し、自分の研究成果を後世に残すことができるといった点が魅力だとおっしゃっておられました。

次に、X線と放射光施設について分かりやすく説明してくださいました。
SPring-8とは、「大きな加速器が作り出す強いX線で、今までに見えなかった小さいものを観察する施設」で、放射光施設には、第1世代、第2世代、第3世代があり、第3世代放射光施設は世界でも3つしかなく、そのうちの1つがこのSPring-8だということです。

最後に、SACLAについて説明してくださいました。
SACLAは、X線自由電子レーザーによって、SPring-8では見られなかった原子や分子の一瞬の動きを観察することができる施設で、海外の同様の施設の長さが3km程度になるのに対し、SACLAは700mのコンパクトな(施設名のCはCompactに由来)ものだそうです。

お話をうかがった後、質疑応答となりました。
・学生時代の学習で心がけていたことは?
 →数学と物理の授業で分からないところがないようにしていた
・SPring-8のビームラインは各箇所で違いがありますか?→ある
・この土地にSPring-8が建てられた理由は?
 →地盤がしっかりしていて、地震が起きにくいから
・放射光の人体への影響はないのですか?
 →1か月にX線にあたってもよい量は法律で定められていて、
  測定器を携帯しているので問題ない
などお答えいただきました。

世界で最初に建設された放射光専用の電子蓄積リング SOR-RING
放射光普及棟には、SOR-RINGの実物や、世界各地にある放射光施設の写真が展示されていました。


昼食後、乗車バスごとに分かれて、施設見学開始。
まず、SACLA実験研究棟です。


扉の向こう側で実験し、パソコンを使ってデータ解析

SACLAの構造についてご説明していただきました
XFEL用CCDカメラ


次に、SPring-8です。57か所あるビームラインのうちの4分の1を見学させていただきました。

各ビームラインの様子を間近にうかがえます
中には大阪大学が実験しているところもありました
パネルに研究内容が掲示されています

SPring-8で使われている装置です。
蓄積リング用電磁石

加速器(荷電粒子を加速させる装置)

 上の階にある見学室から研究の様子を眺めることもできました。


 最後に、中央制御室へ。関係者以外は立ち入り禁止ということで、部屋の外から見させていただきました。


下の写真は、一通り見学を終えたあと、見晴らしがいいところから見えたゲストハウスです。昼夜関係なく実験に励んでおられる研究者の方々(国内だけでなく海外からも)が宿泊されていて、常に満室の状態だそうです。


世界に誇れるような日本の最先端科学技術に触れられて、生徒たちにとって
大変有意義な校外学習となりました。このような貴重な機会を与えて
くださったSPring-8の職員の方々に厚く御礼申し上げます。


最後に、第3回学校説明会の告知をさせていただきます。

~学校説明会~※予約不要
12/1(土)  説明会 14:00~15:30(受付13:15~
              場所  本校体育館
          体験タイム 15:10~16:00
              URL   http://www.kinransenri.com/event/inside/#main_01

金蘭千里の受験をお考えの方や、本校に興味がある小学生やその保護者様は、是非お越しください。


本日もブログにお越しくださり、ありがとうございました。