2018年5月22日火曜日

高3 兎和野(うわの)キャンプ


こんにちは、金蘭千里中学校です。

高校3年生にとっては、一つひとつの行事が在学中最後となります。そんな大切な行事のひとつであるキャンプを、5月17日~19日の3日間、兵庫県立兎和野高原野外教育センターで実施しました。


 ご存知の方も多いかと思いますが、英語の“company(仲間)” “companion(同伴者)” という単語の語源は、『com- (共に) pan(パン) を食べる間柄』です。日本語で言うと、「同じ釜の飯を食った仲間」、といえます。



 金蘭千里では、中学1年から高校3年までの6年間、毎年キャンプを実施します(高1、高2は自然研修)。5月、あるいは6月、寝袋、上下の合羽、着替え、お米、軍手、マッチetcを大型のバックパックに詰め、班で手分けして飯ごう、皿、鍋etc を運びます。マッチ1本で火をおこし、飯ごうでご飯を炊き、カレーやすき焼き風煮込み、炊き込みご飯、豚汁etc を作ってみんな(もちろん教員も)で食べます。21世紀の今日、スイッチやボタン一つで食事が出来上がるのになぜこんな不便なことをするのか? その答えの一つが、恥ずかしくてちょっぴり照れますが、“company”なんです。




 中学一年の時、マッチを擦ることも儘ならない状態から始まり、おこげのほうが多いご飯に、ちょっと水っぽいカレーのかかったカレーライスから始まります。学年が上がっていくにつれ、おこげがなくなり、カレーもお店で出せるくらいのクオリティーに仕上がってきます。その間、煙にむせび、煤で顔を真っ黒にしながら、仲間と協力し、お世辞にもおいしいとは言えない食事を、「結構いけるやん!」といいながらほおばる。「センセ、どうですか?」、「ちょっとニンジン硬いけどおいしいよ」、「やったー」、などと言いながら生徒も教員も笑顔で食事します。その後、クレンザーをつけたたわしで食器をピッカピッカ(ピカピカではなくピッカピッカです)に磨きあげます。ちょっとでも汚れが残っているとやり直しです。それが終わると、炊事場、釜場、テーブルを片づけ、残った薪の始末もやります。食器と同様、ピッカピッカにします。絶対に一人ではできないこの一連の作業、仲間といっしょにやるのが本校のキャンプなんです。本校のキャンプでは、野外キャンプ施設でよくいわれる、「来た時よりも美しく」なんか足元にも及ばない、「設立当時の美しさ」にして帰ってきます。その原動力が、“company” です。

  中学一年生で購入するキャンプ一式(寝袋、合羽、大型バックパック)は、卒業後もしっかり役に立っているようです。バックパックは海外旅行や、登山に。寝袋は地方に進学した友人宅に泊めてもらう時の布団代わりに、合羽は通勤通学に。中には卒業後、同期生で集まってキャンプを楽しむつわものもいます。

 同じ釜のご飯とカレーを食べた52期生も、あと数カ月で金蘭千里を巣立っていきます。

今回のキャンプでも又、数々の良い思い出と“company” が生まれました。

本日も、金蘭千里中学校ブログにお越しいただき、ありがとうございました。