2017年2月25日土曜日

EUミニシンポジウム

こんにちは、金蘭千里中学校・高等学校です。


さて、今回は2月23日(木)に高校2年生を対象に開かれた、神戸大学ジャンモネCOE主催のミニシンポジウム「専門家からEUと日本の関係を学ぼう」についてご報告します。

EUに関するシンポジウムは、本校では5年前から毎年開かれています。生徒にとっては、レシーバーで英語と日本語の同時通訳を聴くことができるのも貴重です。

  
高二生の3名がすべて英語で司会進行役を務めました。司会の生徒からは、質疑の時間にはできれば英語で質問を、講演はできれば英語だけで聴いてみよう、と呼び掛けがありました。

 学校長による開会の挨拶。


そして、駐日欧州代表部政治部一等書記官のヴィクトル・スタニェツキ先生の講演「EUと人権政策」。

歴史も言語も多様なEU加盟国の統合のプロセスに触れられながら、一人ひとりの人権を守るためにEUはどのような活動をしているのか、ブラジルで原住民が追い出されるという問題が生じたときのご経験談も交えてのお話でした。

講演後の生徒からの質問は…

〈生徒からの質問〉
 トランプ大統領の考え方をどう思われるか。
 難民の受け入れ問題をどう思われるか。
 日本の人権政策をどう思われるか。

次々に手が挙がりました。もちろん、英語での質問です。



次に、神戸大学大学院保健学研究科教授の中澤 港先生の講演「なぜヨーロッパに比べて東アジアの少子化は激しいのか?」。

世界の少子化の原因は何なのか、ヨーロッパと東アジアのTFR(合計出生率/合計特殊出生率)を比較しながら文化的、社会的、身体的にアプローチされた研究を、詳しいデータとともにご紹介くださいました。

〈生徒からの質問〉
  東アジアの少子化はどういうところを直せばいいのか。
  少子化の原因に社会サポートの低さがあるがなぜ上げていかないのか。
  少子化を悪いものとせず受け入れるという選択肢はないのか。



最後に、神戸大学国際連携推進機構EU総合学術センター准教授の花田エバ先生の講演「EU:平和、繁栄と現代の世界におけるEU」。

多様性の中の統合ということの大切さ、平和や繁栄を分かち合うためにEUがどのような支援をするのか、EUの経済や政治的影響力の大きさについてなど、スロバキアへの支援に関する具体例とともにお話をいただきました。

〈生徒からの質問〉
 EUをマネージするのは難しいのではないか。
 イギリス人はどうしてEUを脱退しようと考えたのか。



神戸大学大学院経済学研究科教授の萩原泰治先生による閉会のご挨拶があり、終了となりました。



生徒は真剣に取り組み、多数の生徒が手を挙げて活発に質問し、たいへん密度の濃い時間となりました。




先生方の熱心なお話を聴かせていただき、“世界”に目を向ける絶好の機会となったことでしょう。お世話になった関係諸機関の方々に深くお礼申し上げます。

将来、生徒達がこの貴重な経験を活かし、世界へ羽ばたいて大いに活躍してくれることを期待したいと思います。




本日も、当ブログへお越しいただきありがとうございました。