2015年8月25日火曜日

「知の密林」を探検しよう

生徒が読書家になることを望まない学校など、ないでしょう。
もちろん、金蘭千里も、本の虫を育てることに、
並々ならぬ意欲を燃やしております。

本校の図書室です。
(写真では、職員が蔵書点検の作業をしております)
2005年に新校舎ができるまでは、
お隣にある千里金蘭大学の図書館を「間借り」していました。
大学図書館は四階建ての非常に充実した設備で、
本校生は、現在もこちらから資料を借り出すことができます。
そうとうしっかりした調べ物ができると思います。

そうした兼ね合いもありまして、
中高図書室では読み物を中心に、
生徒たちが手に取りたくなる本を配架しています。
実際、昨年度、一年通して資料借り出しは
中学生だけで8,000冊以上!
単純計算で、一人年間15冊くらいは、
学校の図書室から本を借りていることになります。
本校図書室の資料総数は25,000点ほどですので、
規模から考えても、かなりよく利用してもらっていると思います。

こちらの本棚では、漫画版の『葉隠』と、
新渡戸稲造の『武士道』、三島由紀夫の『葉隠入門』が
隣り合っています。一般的な図書館の分類だと、
漫画本は漫画本で固まってしまいます。
内容によって分類番号を付け替えて、
普通の本と漫画が混ざるようにしています。
漫画が、本格的な読書の入り口になるように、
ということを狙っているわけです。
(ご覧の通り、漫画は禁帯出。借り出すことはできません)

こちらは、医学部進学希望者用の特設棚です。
「お医者さんになるには」という心構えを説く本から、
現代医療の問題点を剔抉する小説まで、幅広く。
テーマに沿った本を集めることで、
生徒の側からのニーズに細やかに応じることができます。

中三の民博研究は、最終的にこのように製本されます。
毎年、三年生はこの棚の前まで足を運んで、
先輩方がどのように研究をまとめたのかを学んでいます。
本校生の研究活動を綿々とつなぐのも、学校図書室の役割です。


こちらの本は、なんと本校の英語科の先生が翻訳されたものです!
知的好奇心を大いに刺激する、重厚な図鑑ですね。
けっこう、開かれたあとがあるようですが、
開いた生徒は、そのことを知らずに楽しんでいたかもしれません。

こちらは、だいぶ手作り感溢れる本ですね。
数学科の先生が執筆した『数学雑談』。
雑談といいつつ、開いてみると、
けっこう内容はハイブロウです(笑)
数学が好きな生徒のみなさんは、探してみて下さい。


そしてこちらが、本校生愛用の「読書ノート」です。
本年度からデザインを一新しました。
読書の軌跡を記録して、国語の授業で提出します。

新しいデザインの「読書ノート」では、
巻末にタイトルと読んだ日だけをつける「ブックリスト」を
付け加えました。今は読破できなかった本でも、
いつか必要なときが来るかもしれない。
本との遍歴では、再会のドラマもよく聞く話です。
理解できるか、読み切れるかをあまり気にせずに、
色々な本に挑戦して欲しいという願いが込められています。

いかがでしょうか。
この世に、本に載らないことなどありません。
好奇心が動いたとき、すでに読書は始まっている。
そのチャンスを逃さないように、
色々な工夫を重ねています。
もっともっと、生徒と本の縁を取り持っていきたいと、
金蘭千里は考えています。